IT is IT.

空想イノベーション

チケット転売システムについて考えてみる

チケット転売システムについて考えてみる

チケットキャンプの元社長が、転売目的のチケット購入に逮捕だって?
いや、全然驚かないなあ。
サイト運営者だから、仮に技術屋でなくても、多少は仕組みは知ってるでしょう。

実際にチケットキャンプがそうでなかったと思いたいけど、要は仕入れ価格より高く販売する、これが商売の原則。
転売にはふた通りあって、福袋や特売品など、激安で仕入れて、定価相応で売りさばく。
もう一つが、定価で手に入れた希少品を、高額で売りさばく。

チケット販売の表向きの存在意義は、買ったものの事情でどうしても行けなくなったから、行ける人買ってね、できれば正規の価格で。
という、ある種の人助け要素的な部分があったはず。
でも、実際には、入手困難なチケットだから、高く買ってくれる人に売ってあげるよー的な取引が殆どじゃなかろうか。

で、サイトを運営する側は、手数料を売上として、サイトを運営するわけだが、いや待てよ。
運営する側って、ちょっと細工すれば、取引を搾取できるよね。

スポンサーリンク
 

例えば、人気のチケットがあったとして、サイトに販売用に出品されたとしよう。
一定の閾値となる金額を超えない、つまり、本来もっと高く売れるはずのものが出品されたら、一般の人には表示されないようにし、利用者になりすまして購入し、それを自サイトで、再転売することだってできるわけだ。
それも、システムで自動的に。

あくまで、こうすることできるよね?というだけで、どこのサイトがどうとか、あそこが怪しいとか、特定のサービスサイトについての事ではない。
お得意の空想イノベーション。

ただ、元とはいえ身内が転売目的で捕まったわけだ。
叩けば余罪どころか、組織ぐるみの何がしが出てきても不思議ではない。

いずれにしても、悪しき転売ヤーは、この世からいなくなればいい。