IT is IT.

空想イノベーション

働き方改革の向こうにAIを意識せよ

働き方改革の向こうにAIを意識せよ

少し前から働き方改革という言葉が一人歩きしているような気がしてならない。
端的に言うと、効率よく働いて、残業減らして、私生活も充実した人生を送ろうね、的な。
ただ、感じるのは「残業減らそうね」がやたらフューチャーされているようで、月何十時間以上は禁止とか、そういう話ばかり。
裁量労働制の人はどうだとか。
結局、それやってもサビ残で、どうにでもなりそうな気がしないでもない。

スポンサーリンク
 

それはさておき、本来の働き方改革は、そこにだけ目を向けていては、近い将来取り残されることを意識した方がいいかもしれない。
世は空前のAIブーム、シンギュラリティ、つまり人工知能が人間を超えるのが2045年あたりと言われている。
それでなくても、そこまでに年々人間に近づいていくことは間違いないだろう。

「AIで仕事がなくなる」論のウソ この先15年の現実的な雇用シフト

「AIで仕事がなくなる」論のウソ この先15年の現実的な雇用シフト

 

このAIブームは、いわゆる経営層が「とりあえず我が社もAIを」という、具体的なビジョンもなく、手を出している風潮があり、このブームは、来年以降、一度落ち着くのでは、と言われている。
それでも、来るべきシンギュラリティに向け、進化は続けるであろう。
と、同時に、AIにとってかわる仕事、職業も増えるだろう。

ここに危機感を抱くのは大事である。
でも、AIに仕事を奪われると考えているやつらは、少し考え方を改めてほしい。
AIは仕事を奪うのではなく、代替してくれるものである。
だから、どうやってAIと共存、共生していくか、という考えに変えていってほしい。
数年先はどうなっているか、正直わからない。
でも、こうなれば便利だ、とか、こういうことはAIに任せよう、という発想を持ち続けることこそ、真の働き方改革なのではなかろうか。