トイ・プロブレム:おもちゃの問題
トイ・プロブレムとは、現実世界の問題を、コンピュータで扱えるように本質を失わない程度に簡略したものをさす。
AIブームの初期では、難解なパズルやゲームを解いたり、数学の定理を証明したりと、多くの成功を収めてきた。
一方で、これらは、ごく限られた条件下で行われた、トイ・プロブレムの状況であり、結局、現実世界に起こるような様々な状況に直面した場合に、対応できないことがわかってきた。
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このトイ・プロブレムによる問題がきっかけで、第一次AIブーム(1950年代から1960年代頃)が下火になったと言われている。