教師あり学習と教師なし学習
教師あり学習
教師あり学習とは、与えられたデータ(入力)をもとに、そのデータがどんなパターン(出力)になるのかを識別・予測するものである。
具体例として、以下のようなものがあげられる。
- 過去の売上(入力)から、将来の売上(出力)を予測する
- 与えられた動物の画像(入力)が、何の動物(出力)かを識別する
- 英語の文章(入力)を、日本語の文章(出力)に翻訳する
いれずも、入力をもとに、出力を識別・予測するものとなっている。
スポンサーリンク
教師なし学習
教師なし学習とは、学習で用いるデータに出力がないものである。
即ち、教師とは出力のことをあらわしている。
学習対象は、与えられるデータ(入力)そのものが持つ構造・特徴が対象となる。
具体例として、以下のようなものがあげられる。
- ECサイトの売上データ(入力)から、どういった顧客層があるのかを認識したい
- 入力データの各項目間にある関係性を把握したい
これらは、いずれも、教師あり学習にあった、出力を予測・識別するものではなく、入力データの構造や特徴に着目していることがわかる。
教師あり学習も、教師なし学習も、対象とする課題の種類が異なるだけで、どちらが優れているということはない。
目的や課題に応じて使い分ければよい。